以下は、Excel2003のBookのファイル名、ファイルサイズとそのファイルが開くまでの所要時間の一覧だ。計測は同じファイルを3度試行している。計測は手元にあったストップウォッチで計測したので、アバウトだ。ファイルはLAN上のサーバーに保存されている。
book名 ファイルサイズ(Byte) 計測1回目、2回目、3回目
book1.xls 92,160Byte 8秒、8秒、8秒
book2.xls 95,232Byte 8秒、8秒、8秒
book3.xls 920,064Byte 48秒、48秒、48秒
book4.xls 2,285,056Byte 147秒、135秒、131秒
book1.xlsを開くまでに8秒かかっている。ファイルサイズは僅か90KBなのに。驚くのはbook4の時間だ。なんと2分以上かかっている。
実はこれ、office file validation add-inをインストール後の時間。
さて、office file validation add-inをアンインストールして計測すると、全部がほぼ瞬時に開く。ストップウォッチでは計測しようがない。 刹那。
つまり、マイクロソフトが Office ファイル検証機能としてWindows Updateで配付した重要な更新プログラム(office file validation add-in)を適用すると、この様にネットワーク上のBookを開く時間が大幅に増える。Book4.xlsなんて仕事にならない。
これに対して、マイクロソフトはブログで次のように回答している。
「Office ファイル検証機能 (OFV) の効果について考える」
http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2011/07/06/3439785.aspx
故に、我が社ではoffice file validation add-inは適用しないこととする。我が社ではWSUS(Windows Server Update Services)で一括管理しているから、ユーザーがやることは何もないから安心して。
P.S マイクロソフトがこれの対策を3つ公開しているが、腹が立つのは「Excel 2007 または Excel 2010 を使用する 」だってさ。Excel2003なんて古いものをつかっていないでさっさと新しいExcelを使えと言われてるような気がする。
0 件のコメント:
コメントを投稿