2011年2月6日日曜日

新全社電話網再構築 概略図


























この図は概略図なので、実際の契約や機器構成とは異なります。
太線の部分が無料通話になります。
通話料は税込み金額です。
取引先への通話料は、その拠点によって若干金額に差があります。

1 件のコメント:

  1. ちょこっと技術解説
    内線通話部分は、各拠点のPBX(Private Branch eXchange)同士を、商蔵奉行Vや図面閲覧等で実績のあるL2TP(Layer 2 Tunneling Protocol) プラス IPsec-VPN(Security Architecture for Internet Protocol Virtual Private Network)を使って具現化します。内線通話で使用するVoIP(Voice over Internet Protocol)は1CH当たりの帯域が1Mbps程度しか使用しないので商蔵奉行Vや図面閲覧には全く影響を与えません。
    現在、ルーターにQoS(Quality of Service)の設定作業中です。2月14日(月)迄には設定作業を完了させる予定です。

    実は、今回の再構築で大変だったのが、この内線網です。4拠点が同じ通信事業者ならば内線網というネットワークを新たに設ける必要は無かったのですが、4拠点を1社で統一することが出来なかったのです。何故ならば、通話料が安い通信事業者は、本社はNTT東日本、KDDI、ソフトバンクテレコムが利用可能ですが、東北・盛岡はNTT東日本だけ、福島・鏡石はソフトバンクテレコムだけ、九州はNTTは東日本ではなく西日本、ソフトバンクだけ。4拠点ともバラバラなのです。それでかなり悩みましたが、結論としては、各拠点は信頼性が高く通話料を安価に出来る通信事業者を選び、内線については別に構築することにしたのです。ですので、内線網は電話網を使っていません。これには、PBXのメーカー選定がかなり厳しかったです。なかなかこちらが希望する性能・機能のPBXが無く、最終的にこちらの希望条件を満たすメーカーは7社中、NECインフロンティアとパナソニックの2社だけでした。価格・機能・性能・信頼性・保守性・利便性を総合的に評価してNECインフロンティア社のPBXを採用することに決定しました。実際の工事は日本通信工販が行います。

    私としてはこの内線網、かなりの自信作です。

    3月12日からこの内線網が使用可能になります。早く使ってみたいものです。

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