2013年2月14日木曜日

パソコンの低温障害の対策

工場で使用しているPCなのだが、最近、朝、FDDの書き込み障害が発生しているので何とかして欲しいと苦情が来た。この季節、朝の工場の室温は、0度前後。それに対してPCの動作保証温度は摂氏10-35度。これではまともに動作しなくても文句は言えない。

対策1
PC自体はヒーターなので、終夜通電しておいたらどうなるか試してみた。
結果は駄目だった。

対策2
PCの3面を保温する保温カバーを住宅用発泡スチロールを材料にして作り被せた(材料費は合計で1,800円)。発泡スチロールの厚みは4cm。PC前面ファンの前は、空気流入量を制限するために、板を着脱可能にした。実は、これが後で役に立つ。

終夜通電中のPC内部の温度を測定・記録したいので、フリーソフトのHWMonitorをインストールした。記録はスクリーンキャプチャーソフトで1時間毎にHWMonitorの画面をキャプチャーすることで代用した。

最初は、空気流入量は制限せずにPC内部の温度を監視していたが、夜になり工場の室温が低下してくると、それに伴ってPC内部の温度が低下し始めた。このままでは摂氏10度を切りそうだったので、前面ファンの空気流入量を半分にしてみた。すると、PC内部の温度は上昇し始めた。上昇したからといって極端に上昇したわけではないので、そのまま監視を続けた。

翌日、夜中の温度の変化を確認したら、6時半頃に室温は最低温度の摂氏3度を記録し、その後は時間が経つに連れて室温は少しずつ上昇し始めていた。
6時半のPC内部の温度

室温は摂氏3度。しかし、マザーボードの温度は摂氏15度。HDDの温度は摂氏12度。これならばPCの動作保証温度内だ。早速、FDに書き込みをしたらばっちり。FDDは正常に動作した。

でも、現場の職長からかっこ悪いと言われてしまった。これでもきれいに作ろうと努力したんだけどねぇ。4cmの厚みの発泡スチロールを垂直に切断するのって結構難しい。


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