Windows10のセットアップをこなし始めた今日この頃。今日も1台セットアップ。セットアップ中はインターネットに接続可能にしていたが、このPCはインターネットへの接続は禁止のPCなので、F/Wでブロックをした。すると、ログオンするとなぜかEdgeが立ち上がり以下の画面が表示される。
不思議に思いブロックされているurlを閲覧してみると
MSN Japanが表示された。
なぜ????
念の為、再起動しても相変わらずEdgeが勝手に立ち上がる。
Sysinternals Suiteのautoruns.exeでマイクロソフトのアプリで悪さをしてそうなやつを順番に止めてみた。しかし、相変わらずEdgeが勝手に立ち上がってしまう。
ネットで検索したら原因判明。
Windows IT Centerに記載あり。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/configuration/manage-connections-from-windows-operating-system-components-to-microsoft-services
この頁の”13. ネットワーク接続状態インジケーター”に理由と対処方法が書いてあったので、私はグループポリシーを設定した。
これにてログオン時にEdgeが勝手に開く件は一件落着した。とはいえ、この設定をすることでNCSI(ネットワーク接続状態インジケーター)がデバイスがインターネットと通信できるかどうかを判別しなくなるので、設定する人はそれで良いのかの判断が必要。
しかし、この対処をするまでに4時間もの時間を費やしてしまった。
Edgeが勝手に立ち上がるのはネットワークに接続されているときで、ログオン時にネットワークに接続されていないとEdgeは勝手に立ち上がらない。しかし、ネットワークに接続されるとEdgeが勝手に立ち上がる。
2017/10/17 追記
危惧していた事が起こった。インターネットに接続可能なPCにも同じ設定を行ったところ、OneNoteで「インターネット接続がありません」と表示されてしまい、OneDriveに保存してあるOneNoteのファイルが開けなくなった。NCSIが正しく判別しなくなることで他にも影響が出るかもしれない。
当部がコンピューターについて経験した中で有益と思われる情報を発信しています。誰か一人にでも有益と思ってもらえれば幸いです。かなりマニアックな情報もありますが by 間中 猛(MANAKA Takeshi)
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2017年10月13日金曜日
2017年10月5日木曜日
Microsoft Data Access Components 2.0 セットアップが終了しない
VB6で開発されWindows 7で使用していたアプリがWindows 10の環境で使用可能か検証をした。
セットアップを実行すると、Microsoft Data Access Components 2.0 セットアップの画面が表示されファイルがコピーされていたが、いつまで経ってもセットアップが終了しない。この画面のまま先に進まない。ひょっとするとハングアップしたかも。
タスクマネージャーで確認してみるとこんな状況。
ODBC Driver Configuration Program(32ビット)がCPUを半分使用している。私のPCのCPUは2コアでほぼ100%の負荷。ループしているかな。
今回のアプリは自分で開発したものではないのでソースはなく調べるのが大変かなと思いながらも、マイクロソフトのSysinternalsSuiteに含まれているProcmon.exeで調べてみると、odbcconf.exeがレジストリのI/O処理でループしている。
Procmon.exeに表示された情報で関係していそうな情報。
セットアップを実行すると、Microsoft Data Access Components 2.0 セットアップの画面が表示されファイルがコピーされていたが、いつまで経ってもセットアップが終了しない。この画面のまま先に進まない。ひょっとするとハングアップしたかも。
ODBC Driver Configuration Program(32ビット)がCPUを半分使用している。私のPCのCPUは2コアでほぼ100%の負荷。ループしているかな。
今回のアプリは自分で開発したものではないのでソースはなく調べるのが大変かなと思いながらも、マイクロソフトのSysinternalsSuiteに含まれているProcmon.exeで調べてみると、odbcconf.exeがレジストリのI/O処理でループしている。
Procmon.exeに表示された情報で関係していそうな情報。
18:10:26.2519258 odbcconf.exe 4564 RegOpenKey HKCR\RDSServer.DataFactory\Clsid SUCCESS Desired Access: Maximum Allowed, Granted Access: Read
許可されたアクセス(Granted Access)が読み取りのみになっている。
odbcconf.exeに関係していそうなレジストリのキーは以下の二つ。
HKEY_CLASSES_ROOT\RDSServer.DataFactory
HKEY_CLASSES_ROOT\RDSServer.DataFactory\Clsid
これらの2つのキーに対するアクセス許可を確認すると、Administratorsグループは読み取りのみでフルコントロールは与えられていない。試しに、Administratorsグループに対してフルコントロールを与えると、その瞬間にセットアップは正常に終了した。
Procmon.exeに表示された情報で関係していそうな情報。
18:14:35.4679275 odbcconf.exe 4564 RegOpenKey HKCR\RDSServer.DataFactory\Clsid SUCCESS Desired Access: Maximum Allowed, Granted Access: Read, Write DAC
許可されたアクセス(Granted Access)にWrite DACが追加されている。
もし、Microsoft Data Access Components 2.0 セットアップが終了しない場合は、
HKEY_CLASSES_ROOT\RDSServer.DataFactory
HKEY_CLASSES_ROOT\RDSServer.DataFactory\Clsid
の2つのアクセス許可を確認してみると良いかもしれない。いつものことですが、レジストリの変更は自己責任でお願いします。当然のことながら、該当キーを変更前にバックアップは必須です。
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