2013年2月19日火曜日

GPOを作成し、Adobe Readerに.mspを適用する

.msiならばGPOを使用して簡単にインストールが可能なのだが、.msp(Windows Installerパッチ・パッケージ)のファイルをGPOでインストールする方法が分からなかった。しかし、今回、インストールする方法が確認出来たのでご紹介。

以下のようなバッチを作成し、スタートアップスクリプトとしてGPOを作成すれば完了。


IF EXIST <ログファイル名> GOTO EXIT
msiexec.exe /passive /norestart /update <パッチファイル名> /log <ログファイル名>
:EXIT


解説
1行目
.mspのインストール時に、ログファイルを作成する指定をしている。その為、一度.mspのインストールを実行すると、ログファイルが存在するので、そのログファイルが存在したら以下の処理を抜ける。

2行目
.mspのインストールコマンド。
/passive インストールを自動的に実行する。対話的操作は不要だが、インストールの進行状況が表示される。もし、表示したくなければ代わりに/quietを指定すれば良い。
/norestart システムの再起動が必要な場合でも、再起動を抑制する。
/update <パッチファイル名> 指定したパッチを適用する。
/log <ログファイル名> 指定したファイル名でログ・ファイルを生成する。

実際に使用したバッチは以下の通り。

@ECHO OFF
IF EXIST c:\kanto\AdobeReaderUpdate\AdbeRdrUpd11001.log GOTO EXIT

md c:\kanto\AdobeReaderUpdate
msiexec.exe /passive /norestart /update "\\ServerName\gpo_msi$\Adobe Reader 11.0.0\AdbeRdrUpd11001.msp" /log c:\kanto\AdobeReaderUpdate\AdbeRdrUpd11001.log

:EXIT


これからもパッチを適宜適用するので、ログファイル保存専用のフォルダーを作成して、そこに保存することにした。mdコマンドの部分は後で時間を作って変更するつもり。

これがスタートアップスクリプトとして.mspインストール実行中の画面(/passive指定)

これが.msiファイルのインストール中の画面


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